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STAFF BLOG

ぼちぼち訪問看護~回想録~その㉗ 訪問看護師に、なりたい。

2019-04-12
カテゴリ:看護部門紹介,全て見る
こんにちは 看護部門・副管理者の大塚です。
~私が訪問看護の世界に飛び込んで、かれこれ20年。
「昔もあって、今も変わらないもの」「今までも、これからも大切にしたいもの」そんな日々の想いを、ぼちぼちお届けいたします~
 
4月。
新しい年度が始まりました。
今年度、訪問看護師を目指す看護師さん6人をお迎えしました。
・学生時代から訪問看護を目指していて、臨床経験を積んだので念願の訪問看護師として働きたい。
・以前から興味があり、結婚と転居を機会に訪問看護を始めたい。
・お子さんを出産後、看護師として復帰の際のチャレンジとして働きたい。
・夜勤が無い訪問看護に転職し、子どもの為の時間を作って子どもにもっと手をかけてやりたい。
・病院勤務の中での追われるような仕事でなく、1人1人と向き合って仕事がしたい。

理由はさまざま、動機もさまざま。
皆さん訪問看護は未経験の方ですが、誰だって初めての事は存在します。
私にももちろんありました。
 
 
臨床4年。
病棟では、中堅クラス。リーダー業務を任され、その日の業務の掌握、医師とのやり取り。後輩の指導、教育に当たる立場となります。
自信満々とまではいきませんが、それなりに自分では「できるナース」のつもりでいました。

「訪問看護師になりたい」私は念願の訪問看護師へ。
でも、業務についた最初の1カ月で、ほどなく私の自信はぺちゃんこになりました。
日本で最初に訪問看護を始めた病院の訪問看護科でしたので、そこで数年勤務している先輩や管理者の、視点やアセスメント・スキルの違いに愕然としました。
 
大まかにいうと、
医師に報告、そして医師の指示を実行する。
今日、このケアを完了する。

そういう単純な事ではないのです。
 
たとえば、熱が出たとき。
その熱源は何が考えられるのか?影響を与えている原因や環境は?
血液のデータの変化や体の変化はないのか。いつも発熱する際のパターンはないか。
抗生剤を投与してからの症状の変化はどうか、中止か継続か薬剤の変更か?
今後病状はどのようになっていく可能性があるのか。
介護の不足は何か?今の症状に対し症状を軽減できる対処は?ご家族ができる事は何か?
どのような治療の選択肢があるのか、本人ご家族は何を望まれるのか。

ざっくり挙げても看護師としてこのくらいの見通しを持ったうえで医師へ報告しますし、方針について医師に提案することもあります。
方針について医師と意見が異なる時もあります。
そして、その日お伺いして必要な看護を行い、ご家族へ説明や提案、介護法について助言をするのです。
 
訪問看護の訪問1回1回は『点』です。
そのたくさんの点がずーっとつながって、『線』になっていくような関わりなのです。
その線は、その方の『人生の線』と重なるべきなのです。
 
「私は今まで何をやってきたんだろう」
理想と現実の差が大きければ大きいほど、心の苦しみは大きいものです。
私の訪問看護師1年目はそんな日々の繰り返しでした。
それでも、「初めて」があってこその、「今」です。
 
春。
新しいチャレンジ、頑張ってください。
その先に見えるものを目指して、そして出会っていただきたいと思います。
進めば進むほど、出会えるものがありますから。
応援しています!!
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